長寿医療制度

スポンサードリンク

老後の生活と長寿医療制度

長寿医療制度(後期高齢者医療制度)のスタートによって、75歳以上の高齢者や65歳以上の障害者に負担がかかるようになったという認識が強まっています。
特に、年金から突然強制的に天引きされる制度に関しては、かなりの不快感もあり抵抗が見られます。
長寿医療制度(後期高齢者医療制度)のスタート直後、毎日のようにニュースで見かける苦情の声は、ほとんどがこれに関してか、説明の怠慢を指摘する声です。 前段階での説明がなく、突然年金から天引きが始まるのですから無理もありません。

年金から天引きするという行為に対し、与党の意見は「高齢者の手続きを簡易化する」「経費の削減に繋がる」という、合理的、論理的な説明を一貫して行っています。徴収する側の理論です。
しかし、これはあまり効果的とはいえないでしょう。

高齢者にとって、年金とはライフラインそのものです。
命綱なのです。それしかないのです。
そこから決して小額ではないお金が減って行くという感覚は、命を削られているような感触に等しいと言えるでしょう。
長寿医療制度(後期高齢者医療制度)の年金からの天引きは、その心情を無視しているように思えます。

特に低所得で生活している高齢者にとっては、強制的に年金から天引きされる事が、まるで老後の生活を国から奪われ闇の中に突き落とされる思いなのです。議員年金でぬくぬくとした生活が確保されている高所得な議員や官僚には分からない現実でしょう。
老後の生活を支える年金を奪われている、と認識するのは当然の事なのです。

長寿医療制度(後期高齢者医療制度)は、今のところあまり国民に対して親切な制度とはいえません。
保険証カードや説明のパンフレットの文字の大きさをとってみても「高齢者の立場になった考え方ではない」というのが見て取れます。
高齢者の心情を無視したこういった数々の問題は、高齢者に負担を押し付けているという心情を呼び起こさせるには十分と言えます。

改良できる点は早めに改良・改善し、一刻も早く信頼を取り戻さなければ、今後更に政治に対する不信感が増していくように思えます。
早急に改善できるところから改善していただきたいものです。

老後の生活と長寿医療制度関連エントリー



最新記事



長寿医療制度で健康生活